【公式に聞いてみた】つくりおき.jpは中国産や添加物を使ってる？

つくりおき.jpは便利なおかずの宅配サービスですが、「中国産の食材が使われている？」と不安な方もいます。

実際につくりおき.jpでは中国産が使用されていますが、使用量は限定的です。

また添加物の使用に関しても調査しています。

中国産や添加物の詳しい使用状況は記事の中で詳しく解説します。

つくりおき.jpには中国産が使われている

つくりおき.jpでは主に国産の食材を使用しますが、安全性が確認できた場合に限り、中国をはじめとする外国産の食材も取り入れています。

食材の仕入れに関しては「その時期に一番旬で、安全かつお値打ちなものを取り寄せる」という方針です。

品質と価格のバランスがとれた商品を仕入れているため、中国産の食材も含まれるということです。

「つくりおき.jpは中国産を使用している」と聞くと、不安になる方もいます。

実際のところ、中国産の食材は輸入される段階で品質や安全性が確保されています。

▶中国産は不安？イメージの正体

つくりおき.jpにおける中国産の割合を調査

つくりおき.jpでは実際にどれくらいの中国産食材が使われているのでしょうか。

2025年1月から3月の3ヶ月間、つくりおき.jpの全メニューの原材料をすべてチェックして、中国産の使用割合を調査しました。

調査した3ヶ月分の全132品のうち、中国産食材の使用品数は19品（約14.4％）でした。

毎週の使用品数を見てみると、1回で1〜3品です。

中国産食材が全く使われていない週もあるなど、中国産の使用頻度は限定的と言えます。

実際に使われた中国産食材をチェック

実際にどのような中国産食材が使われていたかを、使用回数順にまとめました。

食材	使用回数
春雨（中国製造）	5回
揚げ茄子（中国製造）	4回
たけのこ（中国製造）	3回
ごぼう醤油漬け（中国製造）	1回
れんこん（中国製造）	1回
じゃがいも（中国製造）	1回
人参（中国産）	1回
するめいか（中国産）	1回
里芋（中国製造）	1回
ホキの竜田揚げ（中国製造）	1回

表からまず見て取れるのは、「中国産」と「中国製造」があるということです。

中国産に限ると、「人参」と「するめいか」の2アイテムのみ。

「中国製造」は、中国でカットや加熱といった処理をされた加工済みの食品です。

加工済みの野菜は、調理の手間を大きく減らせるうえに、品質も安定しやすいため業務用でよく使われています。

価格の安さだけでなく、上のような背景から中国製造の食材が選ばれていると考えられます。

「中国産」と「中国製造」は違う

今回の調査では、「中国産」よりも「中国製造」と表記されている食材が多く見られました。

たとえば、たけのこを中国でカット・冷凍した場合は「中国製造」と表示されますが、原材料が中国産かどうかまでは分からないのがポイントです。

実際、食品表示法では「主な原材料」以外は産地表示が義務づけられていないため、細かい部分までは書かれていないケースが大半です。

つまり、「中国製造」と書かれていても、原材料が中国産とは限りません。

出典：消費者庁『加工食品の原料原産地表示制度に関するQ&A』

中国産の食品は危険？イメージの正体

「中国産はちょっと不安…」と感じる人は少なくありません。その背景には、過去にあった食品偽装報道の影響や、「安い＝危険」といった先入観などがあります。

メディアのイメージから「中国産＝安全ではない」と思ってしまう人も多いですが、現在は状況が大きく変わっています。

食品衛生法などの法整備が進んだことで、輸入食品の安全性は以前とは比べものにならないほど厳しくチェックされるようになっています。

厚生労働省では、毎年「輸入食品監視指導計画」を策定し、輸入食品に対して以下のような対応を取っています。

厚生労働省が主導して厳しい検査体制をとっており、「基準に満たない食品」が輸入されることはほぼありません。

中国産を使っていない宅配食を調査

中国産を使用しない宅配食サービスがあるのか、主要な宅配食サービスを調査してまとめました。

結論、中国産を使わない宅配食サービスが3つありました。

宅配食サービス各社の中国産の使用状況をまとめた表は次のとおりです。

サービス名	中国産	食材への見解
つくりおき.jp	使用	大部分で国産を使用。一部、安全性を確認した上で外国産を使う。
シェフの無添つくりおき	不使用	中国産は原則使わない
わんまいる	不使用	100％国産食材を使用 ※加工食品の原料の一部に含まれる場合あり
FitDish(フィットディッシュ)	使用	産地の指定なし
ママの休食	不使用	中国産不使用

中国産を含む外国産の食材を一切使っていない宅配食サービスは「わんまいる」のみです。

つくりおき.jpを含め多くのサービスでは、一部外国産を取り入れつつも安全性や食材調達のバランスを考えて適切に産地を選んでいます。

「家族のために国産食材にこだわりたい」という方には、わんまいるがおすすめです。

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つくりおき.jpでは添加物が使われている

つくりおき.jpの添加物の使用状況についても調査しました。

結論、つくりおき.jpは完全な無添加ではないものの「天然由来のみ使用する」など、添加物の使用にはかなりの配慮があります。

つくりおき.jpの添加物は天然由来のみ使用

添加物の使用について、つくりおき.jp公式サイトでは次のように書かれています。

「基本的にご家庭にある調味料のみを使用しています。保存料は用いてなく、添加物も天然由来のものを除き使用していません。（※調味料や加工肉など弊社調理過程外で元々含まれているケースがございます）」

出典：つくりおき.jp『調味料はどのようなものを使っていますか？』

添加物は使っているものの、天然由来のもののみということです。

気になったので、公式に問い合わせてみました。

添加物使用について、公式に聞いてみた

つくりおき.jpの添加物使用について公式に問い合わせたところ、次のような返答がありました。

「寒天」と「麦芽糖」を使用しているということです。

寒天は、カロリーが少ないダイエットフードとしてもおなじみの食材です。

麦芽糖は赤ちゃんでも食べられる優しい成分です。

つくりおき.jpのおかずは、「大人2人と子ども2人」の4人家族が食べる設計で作られています。

子どもも安心して食べられるように添加物にも配慮しているのでしょう。

食品表示にある添加物は、調味料のもの

つくりおき.jpで使用している添加物は、天然由来のものであることが分かりました。

しかし食品表示には、「寒天」や「麦芽糖」以外の添加物も見つかります。

原材料名の「／（スラッシュ）」以降に書いてあるものが添加物

実は、食品表示上の「添加物」は、「調味料や加工食品に元から含まれているものもすべて記載する」というルールがあります。

たとえば味噌や調理酒などの調味料に含まれている添加物も全て表示しなくてはなりません。そのため原材料名に一覧で並ぶと多く見えるのです。

上で引用した通り、つくりおき.jpで使用しているのは、「基本的に家庭にある調味料」です。

つくりおき.jpで使われている添加物については家庭での自炊と同程度と考えて問題ありません。

添加物をなるべく使わない宅配食サービス

つくりおき.jpと宅配食サービス4社について、添加物の使用方針を比較しました。

サービス名	添加物	添加物が含まれる範囲
つくりおき.jp	使用	原材料内：含まれる場合あり 調理工程：食感・味の向上のため、天然由来のみ使用
シェフの無添つくりおき	不使用	原材料内：調味料の原料にいたるまで無添加を確認 調理工程：使用しない
わんまいる	不使用	原材料内：無添加の調味料を使用 調理工程：使用しない
FitDish(フィットディッシュ)	使用	原材料内：含まれる場合あり 調理工程：国の基準を守る範囲で使用
ママの休食	不使用	原材料内：含まれる場合あり 調理工程：使用しない

添加物への考え方は、サービスによってかなり違いがあります。

つくりおき.jpは「保存料は使わず、添加物も天然由来のもののみ」と明記し、調理工程で加えているのは寒天や麦芽糖のみです。

一方で無添加にこだわる宅配食サービスもありました。

「できるだけ自然なものだけを使いたい」「子どものために添加物を避けたい」という方には、つくりおき.jpの姿勢は不十分に感じるかもしれません。

ただし、無添加にこだわるとどうしても価格が高くなります。

安心感と価格のバランスをとりたい方にはつくりおき.jpがちょうどいい選択です。

シェフの無添つくりおきの無添加への姿勢

シェフの無添つくりおきでは、「体に不必要な成分は一切使わない」という考えのもと使用されている添加物は次の2種類のみです。

酸化マグネシウムと水酸化カルシウムは、それぞれ豆腐とこんにゃくを作るのに欠かせない天然由来の添加物です。

▶添加物のこだわりを公式サイトで確認する

「わんまいる」の無添加への姿勢

わんまいるも無添加へ強いこだわりがあります。

無添加を追求するために、素材の選び方からこだわっています。
▶無添加のこだわりを公式サイトで確認する

ママの休食の無添加への姿勢

ママの休食は妊娠・子育て中のママに向けた宅配食サービスで、素材を活かした無添加調理にこだわっています。

【つくりおき.jp】中国産や添加物の使用に関するよくある質問

つくりおき.jpの食材や添加物に関するよくある質問を集めました。

まとめ｜つくりおき.jpは中国産を使っているけど、安心のサービス

つくりおき.jpでは、中国産や中国製造の食材が使われていますが、加工済みの野菜などが中心です。

中国産にかたよって使用されていることはなく、価格や安全面を考えながら各地のおいしい食材を使用しています。

添加物に関しても寒天や麦芽糖といった天然由来のものだけを使用しており、実際に使われているのは家庭で使う調味料とほぼ同じレベルです。

つくりおき.jpを始めとする宅配食サービスの「中国産食材と添加物」の取り扱いをまとめると、次の通りです。

サービス名	中国産	添加物
つくりおき.jp	使用	使用 原材料内：含まれる場合あり 調理工程：食感・味の向上のため、天然由来のみ使用
シェフの無添つくりおき	不使用	不使用 原材料内：調味料の原料にいたるまで無添加を確認 調理工程：使用しない
わんまいる	不使用	不使用 原材料内：無添加の調味料を使用 調理工程：使用しない
FitDish(フィットディッシュ)	使用	使用 原材料内：含まれる場合あり 調理工程：国の基準を守る範囲で使用
ママの休食	不使用	不使用 原材料内：含まれる場合あり 調理工程：使用しない

中国産や添加物の使用が気になる方は、「わんまいる」や「シェフの無添つくりおき」のようなサービスの方が合っています。

ただし、無添加にこだわると価格が高くなる傾向にあるのでバランスは見極めたいです。

つくりおき.jpは、

• 食材は産地に偏らず旬のものを使用
• 食品添加物は天然由来のみ

と、価格と安全面のバランスがとれたサービスです。

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